ドラム式洗濯機のメンテナンス その2

「その1」ではヒートポンプの目詰まりというところで終わりました

あくまでもパナソニックのドラム式のみしかオーバーホールしません。

理由はいろいろありますが、時間がかかりすぎる仕事だからです。

時間のかかる理由としては

「手抜きしない修理」

だからです。

これをやることで、後々のクレームがほぼなくなりますから私は絶対に手抜きしません。

さて、なんやかんやと言いながら、まず分解からスタートです。

写真はNA-VX7000の場合です

(NA-VX7000は2010年~2011年に発売されたものです)

(2021年現在では補修パーツが手に入りませんので修理やオーバーホールは申し訳ないですがお断りしています)

あくまでも参考記事としてご覧ください

前も後ろもカバーを外して各パーツがむき出し状態にします。

乾燥機能の心臓部であるヒートポンプユニットは赤矢印の部分に隠れてます。

とにかく分解していきます。

このケースの中にあります。

ケースを開けてようやくヒートポンプとご対面です。

こりゃぁ  ひどい  なぁ ・・・

パンパンに詰まってて、こんな状態だと濡れた洗濯物は乾くはずありません。

手でむしり取ってもきれいになりませんし、ブラシでこすれば熱交換器がへこんで潰れます。

当店では、これを使ってます。

アイリスオーヤマ STM-304W

高温スチームを当ててゴミを除去するのが一番早いです。

エアコン用の洗浄薬品を使ってもいいんですが、面積が小さいのと早く組み立てたいのでこれを使っています。

ノズル先端からスチームを噴射!

水蒸気であたり一面真っ白になるので室内ではできない作業です。

ハイ! バッチリきれいになりましたぁ!

水をぶっかけての作業なので熱交換器もずぶ濡れです。

なのでコンプレッサーからの配線類はしっかりとビニール袋につつんで防水しておきました。

元に戻すときにはある程度水をきっておかないと垂れてくるので、ファンヒーターで乾かします。

後は元に戻すだけですが、他の所にまだまだ細かいホコリやくずがたくさん残っています。

とりあえず、この方法でヒートポンプ詰まりは解決するのですが、次のステップに続きます。

続きは「その3」へ

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コメント

  1. とおりすがり より:

    私もこの機種をつかっています。
    明らかに風量が減り、乾燥に2倍の時間がかかるようになってしまいました。
    ちょうど今分解清掃をしており、写真付きで載せていただき、勉強になります!
    続きを楽しみにしています。

  2. hirotane より:

    とおりすがりさん

    分解掃除は手順さえ間違わなければできますね。メカの分解組立が好きな人ならできるかと思います。

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