ドラム式洗濯機メンテナンス その3

ドラム式洗濯機オーバーホールの記事をあちこちのアップしていたら、新規のお客様から仕事の依頼が入りました。

機種はパナソニックNA-VX7000Lです

(発売が2010年~2011年の機種なので、2021年現在では補修パーツがもう手に入らないためオーバーホールはお断りさせていただいております)

あくまでも参考記事としてお読みください

乾燥がうまくいかない時がある、ゴミが出てくる・・・

お決まりのトラブルのようです

ということで一旦お預かり(入院)です

お洗濯がしばらくできないと大変なので貸し出し用の縦型洗濯機を設置しました

たまに、これ安く売ってくださいって言われますが、貸出機なのですみませんと丁重にお断りしています

さてさて、とりあえず乾燥のテストとあちらこちらの点検です

外観上はドアのヒンジ部分のカバーの割れ、メッキパーツの割れぐらいでした

いつもの通りササっと分解していきます

ダクトのゴミはいつものとおりあります

これなんとかならないものかといつも思いますが設計上溜まってしまうようですね

で、いつものヒートポンプについてはやっぱり・・・でした

これじゃあ洗濯物は乾きませんね

洗浄しましたが、お客様がブラシなんかでホジホジしたため熱交換器が所々へこんでます

でも完全につぶれているわけではないので大丈夫でしょう

この日は4月後半でしたが気温が高くてTシャツ一枚で作業です

ヒートポンプ洗浄完了です

ケースの中も綺麗になりました

次はゴミが出てくるということで、ドラム式特有の水流をつくる経路のゴミつまり除去です

たくさんこびりついてますわ・・・

確かに これがぽろぽろはがれてきたら イヤですよねー

タワシとか歯ブラシできれいにしていきます

ピカピカになりました

洗濯機の電源回路基板も少し劣化しているようだったので、こちらは念のため交換です

放熱用のファンもお掃除しておきます

気になったのは、ほこりやゴミが出てくるのでスキマから何か棒のようなものを突っ込んでガリガリとこすったような痕跡がありました

ドラム本体にこすれ傷

普通はこんな傷はつきません

でも洗濯には支障はないレベルです

あとは、給水部分と排水フィルター部分のお手入れです

こういうところも手抜きなしでやります

なんやかんやで最後のテストが終わったのが夜中の3時でした・・・

一日でも早く仕上げてお届けしたいから毎回徹夜になります

今回、交換した部品は基板とドアヒンジのカバーだけでしたのでパーツ代は安くつきました

この一連の作業(お預かり・オーバーホール・再設置)の料金は大体25,000円~30,000円となります

大変な作業でしたがお客様に喜んでいただきホットします

ありがとうございました

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コメント

  1. 市川 より:

    拝見させて頂きました。同機種を使用しており、乾燥機能劣化で悩んでおります。大変参考になります。
    お教え頂きたいのですが、ヒートポンプユニットの取り外しは、上面カバーを外すだけで、可能でしょうか。現状で、設置場所を移動することが難しく、背面と左右は壁との間隔がありません。
    宜しくお願い致します。

  2. hirotane より:

    ヒートポンプが収納されているケースにはドレン(排水)ホースが接続されています。これを外すときには真後ろにスペースがないと無理かと思います。上面カバーのみの取外しでヒートポンプ交換は、ほぼ不可能です。どうしても本体の移動ができない場合は本体を正面側に斜めに傾けて行うしかないです。

  3. 村上 より:

    最近乾燥のホコリつまりエラーメッセージがちょくちょく出てヒートポンプユニットの交換か洗濯機買い替えを考えているのですが出来ればヒートポンプユニットの交換でなんとか今の洗濯機を使えたらと思っています。羽咋方面なのですが修理可能ですか?無理なようでしたら、こちらの方面でお知り合いの修理可能の方を教えて欲しいのですが。

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