ドラム式洗濯機のメンテナンス その2

当社で洗濯機をお買い上げいただいたお客様限定で行う修理業務なので、他店やインターネット購入のお客様はメーカー修理を依頼して下さい

「その1」ではヒートポンプの目詰まりというところで終わりました

あくまでもパナソニックのドラム式のみしかオーバーホールしません。

理由はいろいろありますが、時間がかかりすぎる仕事だからです。

時間のかかる理由としては

「手抜きしない修理」

だからです。

これをやることで、後々のクレームがほぼなくなりますから私は絶対に手抜きしません。

さて、なんやかんやと言いながら、まず分解からスタートです。

写真はNA-VX7000の場合です

(NA-VX7000は2010年~2011年に発売されたものです)

(2024年現在では補修パーツが手に入りませんので修理やオーバーホールは申し訳ないですがお断りしています)

あくまでも参考記事としてご覧ください

前も後ろもカバーを外して各パーツがむき出し状態にします。

乾燥機能の心臓部であるヒートポンプユニットは赤矢印の部分に隠れてます。

とにかく分解していきます。

このケースの中にあります。

ケースを開けてようやくヒートポンプとご対面です。

こりゃぁ  ひどい  なぁ ・・・

パンパンに詰まってて、こんな状態だと濡れた洗濯物は乾くはずありません。

手でむしり取ってもきれいになりませんし、ブラシでこすれば熱交換器がへこんで潰れます。

当店では、これを使ってます。

アイリスオーヤマ STM-304W

高温スチームを当ててゴミを除去するのが一番早いです。

エアコン用の洗浄薬品を使ってもいいんですが、面積が小さいのと早く組み立てたいのでこれを使っています。

ノズル先端からスチームを噴射!

水蒸気であたり一面真っ白になるので室内ではできない作業です。

ハイ! バッチリきれいになりましたぁ!

水をぶっかけての作業なので熱交換器もずぶ濡れです。

なのでコンプレッサーからの配線類はしっかりとビニール袋につつんで防水しておきました。

元に戻すときにはある程度水をきっておかないと垂れてくるので、ファンヒーターで乾かします。

後は元に戻すだけですが、他の所にまだまだ細かいホコリやくずがたくさん残っています。

とりあえず、この方法でヒートポンプ詰まりは解決するのですが、次のステップに続きます。

続きは「その3」へ

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コメント

  1. とおりすがり より:

    私もこの機種をつかっています。
    明らかに風量が減り、乾燥に2倍の時間がかかるようになってしまいました。
    ちょうど今分解清掃をしており、写真付きで載せていただき、勉強になります!
    続きを楽しみにしています。

  2. hirotane より:

    とおりすがりさん

    分解掃除は手順さえ間違わなければできますね。メカの分解組立が好きな人ならできるかと思います。

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