27年前のCDラジカセ修理

現在、古い家電修理は行っておりません。参考記事としてお読み下さい

大事に使っているCDラジカセの音が出なくなって治るかどうか一度見てほしいというの依頼を受け付けました

1994年製のパナソニック RX-ST7 当時の価格は47,800円です

懐かしい形です

CD、ダブルカセット、FM.AMラジオ、マイク端子も付いていてカラオケも出来そうな感じ

電源はちゃんと入るのでまずは音出し

片チャンネルから音が出てない様子

昔の家電は、調子が悪い時は叩いたりしてちょっとドツくと治ったりするんですが、試しにボディをパンパンと平手打ちしたら、音♪出ました…

どこか基盤のハンダ付けが浮いているかもということで、ササッと分解です

どこかにアンプの基盤があるはず

一番熱を持つヒートシンクがある基盤がありました

今風の細かい放熱版ではなくて単純な板の放熱

さてさて、いろいろ見てみるが特におかしなところはないようです

他に、コントロール制御部、チューナー部の基盤も点検してみたけどハンダ浮きはないようです

チューナー基盤
制御基盤

どこかなあ…😩

ありました

ヘッドホンジャックが割れてます
ジャック基盤のハンダ浮き

コレや!

昔のブラウン管テレビ時代のイヤホンジャック基盤、そう言えば結構修理したことを思い出しました

イヤホンの抜き差しが激しいと大体、音が出なくなったり、片方しか出なかったりします

割れてますね

ハンダ付け修理をして、早速音出し

何故か当店にある、懐かしーのZARDのこれまたシングルCDでテスト

イコライザー風の「スペシャライザー」でいろいろ音を変えてみたりして、昔のドンシャリ音がコロコロ変わって面白いですが、単なるエコーのような気がしました😅

今では、こんなてんこ盛りのラジカセは生産されてません

リモコンも付いてました

液晶表示の欠けもなく、ラジオ、CDは問題なく鳴るし、まだまだ使えそうですが、残念ながらカセット部はピンチローラのゴムが劣化していて、テープはうまく回ってくれません

昔の家電はちゃんと長持ちしますね

これからも大切にお使い下さい

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